先日送られてきた採用業者からのDMで「登録の〇〇％がGMARCH以上」なんて書いてあって、「まだそんなことをやっているのか…」とため息がでてしまいました。

いや、それ以前に私はそもそも「GMARCH」という言葉すら知りませんでした。「MARCH」だって知ったのは最近です。子供の受験で悩んでいるお父さんから「せめてMARCHに入って欲しいんだけど…」と言われ、聞き返して、初めて知った次第です。（MARCHは明治、青学、立教、中央、法政。それに学習院が加わってGMARCHだそうですね。）

昔からそうなのですが、私が常に面白いと思うのは、学部や専攻すら出てきていないところです。日常の会話だってしかり。「あの人はXX大学だって。」なんて話をしますが、そこに学部や専攻が付くことは稀です。XX大学であれば、文学部でも経済学部でも工学部でも同じなのでしょう。さらに最優秀成績だった人もギリギリ卒業した人も同じです。

もちろん仕事の実績がまだ何もない学生を採用するときに、有名大学を出ている人であればどこかの時点で人一倍努力をした実績、目標を達成した実績があることは間違いないので、仕事もできる可能性は高いはずです。ただそれだけで決めてしまっては、他の高い能力がある人を採用できなくなってしまいます。

日本から世界的に活躍できる突出した人材が出てくるのは、まだ時間がかかりそうです。