鉄道会社で電車が5分以上遅れた場合に発行されるという、遅延証明は何のためにあるのでしょう?それを会社に持って行き、自分の遅刻を正当化する必要があること自体、私は不思議なのです。

そもそも電車が5分、10分遅れることなんて珍しいことではありません。だったら、それを見越して10分、15分くらい前に会社に着くようにするのがプロでしょう。悪天候時なら1時間くらいの遅れは見越すべきです。もちろん、取引先の訪問だって同様です。遅延証明を振りかざしたところで評価が下がるのは当たり前です。

で、それを求めている会社の仕組みもいかがなものかと思います。部下が「電車が遅れました。」と言っただけでは信用できないのでしょうか?「会社仲間は家族同然。」「部下は子供同然。」と言いつつ、では子供に遅延証明の提出を要求する親がいますか?

他の国はどうなっているのか知りませんが、日本では紙がネットに切り替わった以外は根強く使われていますね。日本からなかなか本当のプロフェッショナルが生まれない原因がこんなところにもありそうです。