居酒屋のオヤジさんがそんなことを教えてくれました。

一人で来たお客さんに対して、寂しそうだから色々と話しかけてみるのはいいものの、それをストレートに喜んでくれる人とそうでない人がいます。もちろん最初の一言二言で反応を見れば大抵はわかるのですが…中には黙って一人で飲みたかったのに、話しかけられたので仕方なく相手にしているという人もいるわけです。また普段おしゃべりな人でも、時には話したくないこともあるでしょう。そんな時にペラペラ話されると迷惑ですね。

これは二人組、三人組のお客さんでも同じなのです。そのうちの一人がおしゃべりだからついつい店の人も話し込んでしまうと、他の人が迷惑していることだってあります。特にカップルの場合、女性が店員さんと盛り上がって楽しそうにしているのを良いとする男性もいれば、不愉快に感じている人だっています。

実は商談でも同じです。お客様のうち一人の方と話が盛り上がり過ぎてしまうと、他の人が不愉快に感じることだってあり得ます。商談は話が盛り上げればいいというものではありません。大事な内容が薄まってしまい、マイナスになることだってありますし、話が多すぎるだけで全体としての評価が下がってしまうこともあります。

話し上手な人ほど要注意です。