営業時間終了間近、あるいは閉店時間ちょうどに店内で後片付けを始めたころにお客さんが来たらどうするか。

大企業がやっている店なら、「すみません!もう閉店です!」と言って、ほぼ間違いなく断るでしょう。大企業でサラリーマンとしてやっているのなら、そこで1人増えたところで全体の売上向上は微々たるものですし、自分の給料だって変わりません。いや、いまならそれ以上に、たとえ本人として受けたくても会社として残業禁止とかあるかも知れません。

一方、オーナーがやっている個人店舗なら大抵は受けるのではないでしょうか?個人店舗にとってはどんなに小さくても売上が欲しいところですし、残業禁止も何もないからです。もちろん個人なら、オーナー自身がお客様を大切にしようとする意識をダイレクトに反映させることが可能です。

ところが…同じオーナー経営の個人店舗でも長年営業している店なら、もうそんな向上心もなく、お客様を大切にしようという考えも薄れている場合があります。そうすると、当然断ってしまいます。

個人店でも何十年と人気を維持している店、不況下でも安定した経営が出来ている店は、こんなところにも違いがあるようです。