これは結構有名なので、読んだことがある人も多いかと思います。時々ネット上でも話題になります。

色々なバージョンがあるようですが、私が読んだのは概ね次の内容です。

「毎日一人で大好きな釣りを楽しみ、釣った魚を家族と食べて楽しむという悠々自適な生活を送っている腕がいい漁師さんがいました。その人に向かって経営コンサルタントが教えたのは、その腕でもっと沢山魚を釣り、それを売って沢山人を雇い、会社を作り、そのノウハウを広め、さらに魚を釣って大きく流通させれば大きく儲けられるということでした。そうすれば後は好きなことに没頭して家族と幸せな生活が送れるというわけです。ところがそれを聞いた漁師さんは、それなら今の生活とまったく同じだから必要ないと言いました。」

確かにその通りですし、間違いありません。

しかし見落としていることがあります。この漁師さんの今の生活では魚を釣り続けるしかないため、他のことがまったくできません。お金をためて旅行したり美味しいものを食べに行ったりすることはないでしょう。また、もし釣れなくなったら後がありません。

そしてさらに、この方法ではこの漁師さんと家族だけしか幸せではありません。会社を興すことにより、多くの人、そしてその家族を幸せにすることができるはずですね。

これは「幸せとは何か」という永遠のテーマです。

定職を持たずその日ぐらしに満足している人、大企業に勤めて朝から晩まで会社で仕事している人、自分でリスクを取って起業し会社を作る人…それぞれなのです。

そんな中、今動かしている手を少し止めてこんな話を読み、「自分にとっては?」と考え直してみるのはいい機会だと思います。