そんな会社の話を聞いて、そういえば思い当たる節がいくつもあると考えました。

何年も前、従業員が100名くらいいる会社の社長さんがホームページの内容をデザイン含めてすべて自分で作るという話を聞きました。それだけの社員がいながらも、任せられる人が一人もいないということでした。

まったく別の会社で、やはり従業員が100人くらいいるのに会社案内パンフレットを社長が一人で作っているという話もありました。

そういえば…実はウチの会社も同じです。ホームページ制作のプロ集団でありながら、自社のホームページだけはなぜか私一人で作っています。私よりはるかに上手なスタッフがいるのにもかかわらず、自分で作ってしまうのです。

社長が会社のことを誰よりも知っているのは当然ですし、やはり自分ですべて伝えたいという気持ちはあるでしょう。一方、自分でやりたいのは山々でも会社として部下を育てるためにあえて8割程度の出来で妥協して任せるという人もいます。また思い入れが強すぎアツくなりすぎないよう、少し客観的にとらえることができるよう、あえて自分ほどは会社のことを知らないNo2、No3に任せる人もいます。

色々な方針があると思いますが、やはり会社案内もホームページも社長以外の人がある程度のレベルで内容を作れるようになることも大切だと思います。