「就職したら真面目に仕事する、と言って不真面目に今やっているアルバイトは、就職しても真面目に働かない。」

私が学生時代にアルバイトしていた時、超働き者の先輩がそんなことを言っていたのを鮮明に覚えています。(私自身、残念ながらまさにそのタイプでした…。)

今の年齢になり、今の立場になり、色々な人を見ていてそれは確かに当たっているように思います。その先輩が今何をやっているかは知りませんが、恐らく大成功して偉くなっていることでしょう。

そういえば以前読んだ有名シェフの話で、新人に玉ねぎの皮むきを命じると、1週間で既に差がつくということです。面白くない単純な作業といえども、少しでもいい仕事をしようと思って工夫を重ねて改善に務める人、面倒くさいと思って嫌々ながらやっている人とに分かれるわけです。当然、この二人は10年後、20年後に大きな差が付きますね。

配膳担当、清掃担当にしかり。大企業のサラリーマンにしかり。零細企業のサラリーマンにしかり。経営者にしかり。

誰もが体験する面白くない些細な仕事を、いかに前向きにとらえ、一生懸命真面目にやるかで将来が大きく変わるものです。