昨日、隣のオフィスにファイル1つを配達員が届けるのを見て、ふと、昔見たギャグ番組を思い出しました。「こんにちは!八百屋です!ご注文の品をお届けに上がりました!今日は玉ねぎ1個です!」というものです。「そんなもの、わざわざ配達でたのんでいるの?」という話です。まだネットがない時代です。

これって当時は非常識なことだったのでしょう。

今は何でもかんでもデリバリーの時代。流通が大きく発達し、宅配便なども極めて進化しました。ネットでボールペン1本を注文し翌朝に届いているのが当たり前です。ボールペン1本だからと躊躇する人もいないでしょう。

しかし、業者側としてはボールペン1本で送料無料なら色々なコストを考えるとマイナスです。そこで大切なお客さんを囲んでおけば、もっと大きな他のものも買ってくれる可能性が高いからこそプラスになるわけです。

実は冒頭の玉ねぎ1つの話も同じですね。玉ねぎ1つを届けるくらいにお客様を大切にして、初めて大きな商売につながるわけです。

時代が変わりツールが変わっても、商いの基本は変わらないのかも知れません。