大切なお客様宛に送ったDMが、多くの相手からブロックされて戻ってくることがあります。英語のエラーメッセージを読むと「ブラックリスト(=ブロックリストともいいます)に載っている」と書いてあるものの、身に覚えがないという場合、多くの原因が考えられます。

まずは次の対策を取ることをお勧めします。

1.一斉配信にBCCメールを使わない
BCC100件以上でスパム判定されことがよくあります。また、たとえBCCの件数が少ないメールでも、数十件のBCCを含むメール送信を一斉送信DMに何度も繰り返して使用しているとスパム判定される可能性がありますし、大手企業などの受信先から独自に拒否されることも考えられます。信頼を失わないためにも、一斉配信にはメール配信システムなどをお使いください。現在では月数千円程度と安価で使いやすいものもあり、お勧めします。

2.専用サーバを使う
多くの中小企業では、不特定多数の会社や個人事業と同じ共用サーバを利用しているため、他の利用者がスパムメールを発信してサーバ自体がブラックリストに載ってしまうと巻き添えをくらうことになります。さらに利用者自身が故意にスパムを発信していなくても、誰か1人が安易なパスワードを設定するなど甘いセキュリティ管理をするだけで、そこから侵入され、サーバが悪用され、やはりブラックリストに載り、他の全員が巻き添えをくらう可能性もあります。

それを避けるためには自社専用のメールサーバを使うのがベストです。
個人客相手の商売などで、一時的なブロックは「仕方ない」とスルーできるのならいいものの、会社としての信頼を重視されるのであれば、専用サーバを利用されることをお勧めします。

ちなみに以前、弊社のお客様でも身に覚えがないスパム判定をされて、弊社のおすすめで専用サーバを使い、解決したことがあります。その後はスパム判定されたりブロックされりという問題は発生しなくなったとのことでした。

会社が長年かけて築き上げてきた信頼を失わないことを考えると、非常に安価だと思います。