プロデューサーをやっている知人に誘われ、日本の小さなミュージカルを観てきました。
主役は若手のアイドルでミュージカルは初ということです。なので実はあまり期待をしていなかったのですが…初出演とは思えない、素晴らしい演技でした。元々はダンスが本業らしいのでダンスはもちろん上手、さらに歌もビックリするほど上手なのです。この人は単なる俳優やアイドルとしてはもちろんのこと、ミュージカルスターになる素質を備えていたのでしょう。
こういう才能を発掘したプロデューサーの眼力に敬服します。
反対に発掘されないまま終わってしまう人も無数にいるでしょう。同じような例があらゆる業界でありそうです。
私たちの仕事ではプログラマー、デザイナー、ライター、営業など色々な人が関連します。もしかしたら今は営業をやっている人が、実はものすごいデザインの才能があるかも知れません。あるいはプログラマーとして開花しない人が実はライターとしての才能があるかも知れません。
また日本では往々にしてすべてのことでまんべんなく平均点を取るのが良いとされるため、何か突出した才能があっても引き出される機会が限られてしまいます。
こうした埋もれた才能を少しでも多く開花させてやることは、私たち大人に課せられた重要な任務ではないでしょうか?