業種によってその長さは大きく異なりますが、数年かかるという点は共通しています。
修業が厳しく長い日本料理などの世界では10年以上でしょう。逆に比較的短いネット業界なら2年、3年かも知れません。しかし3カ月とか6カ月ということは、どんな業界にもないと思います。
例えばネット業界。サイクルは短いものの、最初仕事を覚えるまでに最低で半年、通常で1年は必要です。そこから経験を積み、プラス1年後くらいには先輩に頼らず、自分で考えながら色々なことが出来るようになります。そして自分が主導してプロジェクトを推進し、完成させます。それから…実際に運用が始まり、その1年後くらいに本当の成果が表れます。自社に大きな利益をもたらしたり、お客様が大成功されたり、お客様の先のお客様から高い評価をいただいたりします。そして自分の仕事が社内だけでなく、社外でも認められるようになります。社会のために役立っていることを痛感します。もちろん、それに合わせて収入も増えてくるでしょう。
そうすると、本当に仕事が楽しいと思うようになるはずです。
今の時代、3カ月、6カ月の期間で「仕事がつまらない」「思っていた仕事と違った」と感じで転職する人が増えてきています。しかしその期間で仕事が本当に面白いとわかることは、絶対に無理です。
意を決して選んだ仕事であれば、せめて5年は続けて欲しいと思います。