レストランを経営している友人から今日そんな話を聞きました。
都心だけではなく、どこの街にでもある昭和時代から続くような、ママさんが1人でやっているカウンター数席のみの小さなスナックが、意外なくらい強いそうです。ママさんが引退して後継者がいないとか、ビルの解体などで閉鎖することはあっても、赤字でつぶれるようなことは滅多にないそうです。
なぜでしょうか?
まず、人を雇っていないので、経営で最もコストがかかる人件費が0です。
次に、スペースが非常に狭く、大抵は古い雑居ビルの一室とかでレイアウトも特殊なので、スナック以外には使えないような賃貸物件です。なので都心であっても家賃はそれほど高くありません。
さらに仕入れもドリンク類と乾き物類くらいのため、材料費がほとんどかかりません。その割には客単価はレストラン並み、いやそれ以上です。つまり利ザヤが非常に厚いと言えます。
そう考えると…確かにレストランにも居酒屋にも、もちろん一般企業にもない強みを揃えていますね。
だからといって私が今からスナックを経営することはありませんが、すべてに共通する強い経営の基本として、色々と学ぶことはありそうです。