最近、大手ネットオークションでは出展者が商品写真を投稿し、商品名を書き、カテゴリーを選ぶと、その商品にふさわしい説明文章をAIが自動生成してくれる仕組みが使われています。さらに買ってくれる人の目を引くような商品名をAIが考えてくれるものもあります。
そういう私たちだって、そこまで自動ではないにせよ、広告文章を考えたりホームページに載せる文章を考えたり、お客様に出すレポートや提案書の文章を考えたりする際に一部AIを活用しています。(上の写真もAIで生成しました。)
ところがその一方…。
今度はユーザ側もAIを活用し商品を選ぶ時代に突入しています。
ユーザがオークションで物を買う際、AIを使って自分が欲しい商品を選び出すことはできるでしょう。そしてその商品の説明や詳細、出展者の実績などもAIを使って解析すれば、本当に自分に合っている商品なのか、値段は妥当か、いや、そもそも詐欺ではないか…などのことを知ることができるはずです。
つまりAIが説明を書き、その説明をAIが判定するということになるわけです。
もしかすると私たちがAIの助けを借りて書き上げた広告文章やホームページの文章も、AIに解析されることになるかも知れません。
AI vs AI。
なんだか、SFの世界みたいになってきましたね。
それでいいものの、人間が入る余地がだんだんと少なくなってきている気もします。これで何か想定外の悪いことが起きなければいいのですが。