ChatGPTがリリースされAIが世の中に急速に広まり始め1年以上たちました。その間、米国を始めとする先進国は競い合うかのようにAIツールを導入し活用している中、日本は既に大きく出遅れているという話はあちこちで報道されていますし、このブログにも何度か書いています。

今回は文具の大手通販カウネットによるアンケート結果です。カウネットを使っていてネットアンケートに回答しているくらいなので、世捨て人、ネットを一切使わない人は対象外でしょう。ある程度、普段からネットやITに馴染みがある人ばかりのはずです。その中で職場として使える環境にあるのが2割、逆に言うと8割もが使えないというのは驚きです。

カウネットモニカ「オフィスとくらしの調査」
https://www.kaunetmonika.com/office_life/?action=entry&id=87

また、「まったく関心がない」「あまり関心がない」という人が合わせて3割いるのも驚きですね。これだけ世界的な話題になっているというのに、です。

そして不安要因として「AIから得られる情報の信頼性」という人が3割、「セキュリティリスク」が2割強、「責任の所在が不明瞭」が2割もいるのも驚きです。恐らくは、職場での使用を許可しない人たち、使えない人たちでしょう。

まあ考えてみたらネットが出始めた20数年前も同じでした。「ネットの情報は信用できないから使わない」という人が多くいたものです。50年前には「飛行機は危ないから乗らない」という人も沢山いたはずです。100年前には「車は危ないから乗らない」という人が、さらに昔は「電気は危ないからロウソクを使う」という人が…多分、いたでしょう。

ただ今回の場合はこれまでの技術革命とは比較にならないほどの速度ですべてが進んでいます。ここで日本がこのまま他の先進国から取り残されなけばいいのですが…。私はそちらの方が不安です。