欧米の大企業とマーケティングの仕事をしていると、時々過剰なまでに企業の統一ブランドイメージにこだわるところがあります。

高級ファッションブランドなどは当然ですが、B2B向けのIT企業などでもあるのです。

そういう企業だとロゴの使用方法の厳しい規定はもちろん、使っていい色、写真、レイアウトまでも決まっています。例えばヨーロッパの会社なら、日本向けの日本語ホームページだって本社と同じヨーロッパ調の暗い中間色にしなくてはならず、使用するイメージ写真も本社と同じヨーロッパの街並みや人々が写っているものを使用しなくてはなりません。そうすると、日本のユーザーが好むものとはかけ離れてしまいます。さらに内容までも本社が認めた英語コンテンツをそのまま変えずに日本語訳しなくてはいけない場合、日本での効果は、ほぼ期待できません。

ネット以前の時代から同じです。私が外資系に勤めていた頃にもありました。パンフレット類も同じです。

外資系とてもあるあるです。いつも日本の現地スタッフが苦労するところです。