最近行った新しい総合病院でのことです。一通りのことが終わり、会計の時になって窓口に行くとすぐにQRコードの書いた紙を渡され、「番号が表示されたら左側の支払機にこのQRコードをかざしてお会計してください」と言われました。なるほど、近代的な病院なので、診察料の清算も人手を介さず一瞬にして効率的にできるんだろうな…と思って関心したのも束の間。そのあと10分、いや20分も待たされ、ようやく番号が表示され、会計が終わりました。見渡してみると、私と同じ紙を持って待っている人が10人以上いました。

つまりですね…。

これって、完全システム化されているわけでななく、表面的にはシステム化されているものの、その後ろにマニュアル作業が入っているということのようです。まるで、むかしよくあった「テレビの中に人が入っていた」というネタのようです。先日書いた、切符の払い戻しの話と似ています。これでは実質的に昭和時代と変わりません。相変わらず、会計一つに長時間待たされるのです。

ここまで近代化を進めているのなら、技術的には絶対に全自動で出来るはずです。何か制度などの問題がじゃましているのかも知れません。お役所仕事と同じです。

まだまだ、本当のIT化には時間がかかりそうです。