面白い表現ですね。でも、とてもよくわかります。
パワハラに対する反発が非常に厳しくなったため、どの会社でも上司は部下に対して言いたいことも気軽に言えなくなってきました。別に権力を振りかざすような言い方ではなく、通常の叱責や指導は不可欠なものなのですが、パワハラとの線引きが難しく、ついつい何も言えなくなっているマネージャーも多々いるのではないでしょうか?
しかし何も言われないと仕事が一向に改善されません。そうすると上司としても部下の仕事に満足できないままなので、じわじわと不満が蓄積されてしまい、部下との関係もギクシャクするようになります。当然、部下の方も上司との関係が徐々に悪化していくことを感じ取っていくでしょう。
そんな時、これまでなら会社帰りに身近な先輩と飲みに行って相談するのが一般的でしたが、いまはそんな機会も激減しました。そうすると、悪い関係が継続するままです。
そして…危険信号がピカピカと点滅し出すのですが音もならないのでよほど注意していない限り誰も気づきません。その結果、当然の辞職が起こるというわけです。
昔ながらの職場習慣が激変する中、変化に伴い何らかの方法を改善していかないと、ますます「サイレント点滅」が増えていくことになりかねません。