食事に行ったときに隣のテーブルで50代くらいの人が20代くらいの人に向かって、「韓流スターは何がいいの?みんな同じにしか見えない。髪型も全く同じだし。」なんて話しているのを聞いて、私も深くうなずいてしまいました。確かに同じに見えてしまいます。

私が別の人から聞いた話では、韓国も日本と同じく「個性の時代」などと言いつつ、結局はみんなが一斉に流行の髪型になってしまうことが多いそうです。日本は徐々に変わりつつあるものの、やはり流行を追いかけたり、みんなと同じ髪型、同じ服装にしたがる傾向は強いと思います。

そういえば少し前までは学校や会社などで髪型を厳しく決めていたものでした。私が通っているスポーツクラブも今年2月に「自由化」を発表しているので、それ以前は定められていたようです。

「変更後のルール」(Tipnessホームページより抜粋)
・髪型・髪色・ヒゲ・メイク・ネイル … 自由
・アクセサリー(ピアス・ボディピアス含む)… 着用OK。ただしプールエリアおよびキッズレッスン時は不可
・香水 … OK。ただし刺激が強いものは不可

今年に入って茶髪、金髪のスタッフが目立つようになったのは、そのためらしいです。

私が社会人になりたての頃なんて、大企業では「男子は七三」と決まっていたところが多くありました。「七三」というのは前髪を7:3に分けるヘアスタイルですが、今では死語になりつつありますね。前髪を七三にして黒縁メガネをかけていると、確かにいかにもエリートサラリーマンっぽい感じがします。今でも大企業で中高年の偉い人にこのイラストみたいな人が多いのは、そのなごりかも知れません。

日本企業も「個性の時代」と言う一方で髪型を統一しているようでは、今の時代、世界的なヒット商品を作ることはできないと思います。