アプリでもホームページでもまったく同じです。いかにわかりやすく、いかに直感的に使えるかというのがそのアプリやホームページの良さを決める大きなポイントです。

最近私がとても残念に思っているのは、長年愛用しているスマホのメモアプリです。元々はシンプルにメモを取るだけのものでした。使う時はスマホの画面でアイコンをタップし、アプリを開くとすぐにメモを書くことが出来て、それが自動保存されて、パソコンでも同じものが表示されたのできわめて便利だったのです。

それがいつの間にか機能が増えていき、今ではタスク管理やカレンダーまで含まれるようになりました。そうすると、これまでパッと開いてパッとメモを取るということが出来なくなり、都度、ワンクッション入るようになったのです。そうすると押し間違いなども発生します。

さらに最近、また大幅にバージョンアップしてくれたのはいいのですが、そのアップグレードが強制的に始まってしまい、5分以上も待たされました。

いきなりここまで待たされていては、メモアプリの意味がありません。これにはガッカリです。パッとメモを取ることができるという本来の目的を見失っている感が更に強まってしまいました。

アプリもホームページも同じです。情報を沢山載せようとしたり、機能を増やそうというのは決して悪いことではありません。その反面、必然的に起こる利便性の低下をいかに防ぐかが重要なのです。

見やすさ、わかりやすさ、使いやすさが優先第一です。それを失ってまで情報や機能を増やしては本末転倒です。