東京商工リサーチによると、税金を支払えないことが要因の一つとなる「税金滞納倒産」が昨年は過去最高を記録したそうです。
2025年1月11日東京商工リサーチ 2024年(1-12月)の「税金滞納」倒産
https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1200855_1527.html
この「税金滞納倒産」という言葉を初めて聞いたので、思わず読んでしまいました。
レポートによると、最近の仕入れコスト急騰や人件費の高騰により企業の負担が増えて資金繰りが苦しくなり、税金や社会負担を後回しにして運転資金を確保しようとしている企業が多いようです。もちろん滞納は厳しく取り締まられて、それが引き金になり倒産につながることも十分にあり得ます。
その一方で、零細企業、中小企業にとって税金と社会保険の負担は非常に苦しいものがあります。そもそも月商数百万円程度の企業で月数十万円の社会保険支払い、コスト削減し5%程度の利益率を達成している企業で何十パーセントもの税金を払っているのだから、容易でないことは確かでしょう。
世界有数に高い日本の税金、社会保険料を抜本的に見直すときが来ているのかも知れません。