そんな話を読みました。これはコンサルに限らず、ほぼすべての業種で共通していることかと思います。

コンサルについて言うと、有名で大規模な総合コンサルティング会社は別として、1名~数名でやってる程度のコンサル会社ならとにかくお客さんが欲しいので、「どんな業種、どんな相談も引き受けます!」と言いたいところですが…そうやったところで、インパクトがなく集客が難しいものです。

それよりも例えば「日本料理店に特化した経営コンサル」とか「部品製造業に特化したコンサル」とかの名目にすると、非常にインパクトがあります。(コンサルに関してこの方法がいいのは、ほとんどすべての職業の人たちが「自分の業種は特殊」だと思い込んでいることです。なので、その業種に特化したと言えば依頼側は安心感があり、飛びつきやすいはずです。)

もちろん他のビジネスでも特化型はインパクトがあるのは同じです。味噌ラーメン、塩、ラーメン、醤油ラーメン、どれもうまいというラーメン屋ではインパクトがありません。味噌ラーメンの専門店とか、「味噌ラーメンなら負けない!」と言った方がインパクトがあり、お客さんにも伝わりやすいでしょう。

幸い、今の時代、例えばコンサルだとホームページをいくつも作り、「飲食業に特化したコンサル」「部品製造業に特化したコンサル」などと使い分ければいいわけです。ラーメン屋ように、店舗型では物理的にそれぞれの専門店を持つ以外に方法はありませんが、店舗がなくネット集客をする商売であれば、こうした使い分けが簡単に可能です。

時代に合った経営戦略と言えるかもしれません。