規模の大小にかかわらず、社内の伝達、情報共有というのはどこの会社でも意外とできていないことがあるものです。

私が社会人になりたてで大企業に勤めていた時、他の部署の担当者に伝えたことがその直属の上司に全く伝わっておらず、なぜか私がクレームを受けたことがありました。

「そんなこと聞いてないぞ!」「先週から担当者の方に何度も話しております。」というような具合です。同じ部署内でコミュニケーションがまったくできていなかったというわけです。

もちろんこれは大企業だけでなく中小企業にだってあります。また、日本の会社だけでなく、海外の会社でもよくあることです。

しかも更に…!
コロナ後、リモート勤務が一気に普及し、この傾向がますます高まったように感じます。

同じ会社、同じ部署といえども、リモート勤務の人と本社勤務の人がどんなに頑張って頻繁に綿密に連絡を取ったところで、やはり実際に机を並べて仕事をしてる人たちにはかないません。自ずからコミュニケーションが少なくなり、情報共有ができなくなる可能性が高いことは疑いの余地もありません。

最近、海外、国内問わず色々な会社の人と話をしていて、特に社内で情報が伝わっていないということが頻繁に起こるようになった気がします。

スマホや最新のクラウドツールを活用すれば場所も時間も問わず、コミュニケーションが30年前の何十倍も簡単で効率的にできるようになったというのに、皮肉なものです。