日本でビジネスを展開する海外企業の人から時々そんな話を聞きます。

私自身、日本に進出したての海外企業2社に勤めた経験がありますが、いずれも一定のマーケットシェアを獲得するまでに数年かかりました。また最近でも海外企業の日本進出をお手伝いしていて実感することが多々あります。

そういう統計があるかは不明ですが、一般的には異国の企業が日本展開をする際、他の国に展開するのと比べて時間が多くかかることは確かなようです。

日本が島国であること、200年以上にも渡り鎖国をしていたこと、戦時中の教育、戦後の教育…などの問題があるでしょう。海外文化、海外製品に対してアレルギーを持っている人が一定数いることは確かです。

その一方で、明治維新以降、日本は急速に欧米の文化を取り入れてきました。今や私たちの生活様式は、ほぼ完全に西洋化されたといえます。住宅、着ている服、使っている道具、食事…など大半は海外文化を取り入れたものですね。自分が今いる周囲をぐるっと見渡すと90%以上のものが海外文化から来ているといえます。

そのくらい早く、大量に海外文化を取り入れることができた国です。

しかも今はネット時代。世界中の文化、流行だって瞬く間に伝わり、広がります。

海外企業が日本展開する際にかかる時間を少しでも短縮する方法をもっと積極的に考えていきたいところです。