自分のメールアドレス、IPアドレスが公表されているブラックリストに出てしまい、特定の人や会社宛てに送信できなくなるこがあります。ブラックリストに掲載された理由は非公開なので知ることはできませんが、一般的に考えられるのは次の通りです。

1.大量送信
メール配信サービスなどを使わずに、自社のパソコンから大量のメールを何度も送信した場合や、特にBCCが多いメールはスパム判定を受けやすくなります。

2.ウイルス・マルウェア感染による不正送信
社内で誰かのパソコンが感染し、メールが大量送信、不正送信された場合、ブラックリストに掲載されることがあります。退職者、使っていないパソコンなども要注意です。

3.メール本文や件名がスパム判定されやすい内容
「こんにちは!」「お世話になっております。」などの件名、お金に関する内容、「無料」などを強調した内容、ギャンブルやアダルトに関する内容はスパム判定されることがあります。

4.送信先の無効アドレスが多く、バウンス増加
使われていないメルアドが多く含まれると、バウンスが増え、スパム判定されることがあります。

5. メール購読者からのスパム報告増加
内容が薄いDMをしつこく送り続け読者からスパム報告が増加すると、リストに出てしまうことがあります。

6. 送信サーバの不正利用
送信サーバが誰でも送信可能な状態になっていると、悪者が不正アクセスし、そこから迷惑メールを大量送信している可能性があります。

7. DNS設定ミス
少し技術的なことですが、ドメインのレコード設定(SPF、DKIM、DMARC)が正しく出来ていないと、迷惑メールに判定されることがあります。

8. 共有サーバー内の他ユーザーによる迷惑行為
これは意外と多い原因です。自分が何もやっていなくても、同じサーバ内の他のユーザが迷惑メールを大量送信しているとサーバまるごと(正確にはIPアドレス)がブラックリストに載ります。

あとは…本当に何もしていないのに、なぜか誤判定されているということもあり得ます。

とりあえず上記のうち自分がわかる範囲で確認し、メールの管理担当者や業者に相談してみることをお勧めします。