といっても、レストラン経営のことではなく、レストラン内の商談のことでもありません。
私がいつも不思議に思うのは、商談や接待などで使われるようなレベルのレストランで、店長やマネージャーがビジネス客に対して挨拶に来ないことです。
明らかに企業等の役職者であり、接待やビジネスランチで使っている人は、ほぼ見ればわかるはずです。私が店長なら会計時や帰り際に名刺を持って必ず挨拶に行くでしょう。そういう人は今後も会食などで使ってくれる可能性がありますし、自社の社員などを連れてきてくれるかもしれません。もしかすると社内イベントなどでも使ってくれるかもしれません。レストランにとって金脈とも言えるべきお客さんになる可能性を秘めています。
見るからに風格のある人、例えば年配の人で高級スーツを決めた人が20代の人を何人も連れてきて、上から目線で数名に対して話をしていれば、会社の偉い人である事は間違いありません。
商談で社長同士が話している雰囲気なども一目見ればわかりますよね。
そうした時、その偉い人に店長が名刺をお渡し。丁寧に挨拶しておけば、それだけで気を良くしてリピートしてくれる可能性が非常に高いはずです。そして相手から頂いた名刺はちゃんとパソコンに入力して整理しておけば、次にその名前で予約があったとき、即座に対応ができます。「先日はありがとうございました」と一言加えるだけで印象がガラッと変わります。たったそれだけのことで優良な常連顧客になってくれる事は間違いありません。
私たち営業マンとしては良さそうな人を見つけたらすぐ名刺交換をして挨拶するのは常識中の常識です。とても簡単なことです。
レストランの経営者たちマネージャーたちも、接待が減ったと言って嘆いてばかりいないで、ぜひ実行してほしいと思います