これは何もどこかの国の大統領に限ったことではありません。多くの国で似たような事は見られますし、さらに政治だけではなくビジネスでも同じです。

海外企業、特に米国系の企業では人が頻繁に入れ替わるころがあります。(もちろん全ての企業ではありませんが。)

例えば、普段やりとりしている部署のマネージャーが、予告もなく突然「今日が最終日です。」とメールを出してくることがあるのです。連絡があるだけまだマシです。時によっては「彼女最近どうしてる?」と聞くと、「あっ、先月やめたよ」と言われたりします。他社に引っ張られることもあれば、リストラなどでクビになることもあります。具体的な理由まで聞く事は無いものの、突然いなくなると言う点ではどれも共通しています。

そして、そのマネージャーがいなくなると、多くの場合、その人の下の各担当者も次々に辞めていくのです。頼りにしていたマネージャーがいなくなると仕事がやりにくくなる上に、派閥の問題などもあるでしょう。そうするとチームが一気に崩れ、誰もいなくなることも起こり得ます。

その後、新しく人が入ってきて新しいメンバーになるのはいいですが、そうすると、元々やっていたことを全て見直すことになりがちです。単にこれまでのやり方を変えるだけではなく、業者を変えたり、方針自体を大きく変えることも一般的です。

残念ながら私たちのような代理店や業者も、そのタイミングで取引が終了してしまうというわけす。

長期的な付き合いを重視する日本企業と違い、海外企業との取引では、常に短期で終わるリスクが伴うことをあらかじめ覚悟しておく事が大切です。