昨日書いた「健康管理も仕事のうち」と共通しています。つい最近、プロのハイヤータクシー運転手さんから聞いた話です。
私自身は運転が大好きで、仕事でも週末でも車を使って移動することが結構ありますし、遠方へ車で出かけて長時間運転するのも平気な方です。しかし、汗かきでよく水を飲むせいか、トイレが近くなることが多く、1-2時間に1回は休憩することが必須です。さらに睡眠不足な日も多いので、運転中に眠くならないように最適でも2時間に1回は意図的に休憩するようにしています。
とこがですね…。ハイヤーの運転手さんだと、そうはいきません。VIPであるお客様を乗せて遠征する際に1時間に1回トイレ休憩をする運転手さんはいないでしょう。眠くなるからと言って2時間に1回休憩するわけにもいきません。基本的にお客様が休みたいと言わない限り、休憩しないものです。
これって、よく考えてみたらかなり過酷です。私のように趣味レベルで運転しているのとは全然違うわけです。
いつもどうやっているのか不思議だったので実際にあったプロの運転手さんに聞いてみたころ、案の定、運転手さんたちも気持ちは同じだそうです。しかし私たち素人とは違い、トイレが近くならないよう、運転中に眠くならないよう、日ごろから非常に気を使っているとのことでした。
日々の体調管理は当然として、アルコールも常に控えめにし、睡眠時間は毎日必ず8時間確保し、出勤前の食べ物や昼食だって量を減らし、炭水化物をなるべくさけて…という具合です。つまり、ほぼ24時間365日、自己管理に細心の注意を払っているというわけです。それを怠ると、仕事に影響するばかりでなく、下手をすれば事故に直結するのです。
運転手さんも、高いプロ意識が不可欠な厳しい世界だと思います。