昨日、一昨日と書いた日本式会議の話ですが、仲間と話してるうちにやはりかなり文化的に根が深いことに気づきました。わたし的には、この中でも大きなのは意見を言わない文化だと思います。

日本では小学校に入った時から先生の言うことを聞き、それに反論せず、何の疑問も持たずに従う教育がされています。先生に対して反論を述べたり、逆らったりするのは大きくNGでしたし、質問することさえ認められないような雰囲気がありました。

会社に入っても同様です。上司に対して反論を述べることは日本の会社では考えられません。そして何も意見を言わず、指示されることに忠実に従った人が出世し、偉くなるものです。

そんな文化であれば会議の時でも意見を言わないのは当然です。

多くの場合、会議と題しても単に偉い人が数名、ひたすら喋って終わりです。みんなで活発に意見を述べたり、上司の意見に反論を述べたり、自分の独自の考えを主張したりという事はめったに起こりません。

目上の意見を重んじる文化、和を重んじる文化と考ることができますし、もちろんメリットもあります。しかし、これが今後の多様化時代にどのくらい通用するのか、このやり方で今後も通していいのかは疑問です。