欧米企業のホームページなどで自社のことを「Leading Company(リーディングカンパニー)」と書いてあるところがよくあります。

日本に同じ表現がないため、日本語でもカタカタで「リーディングカンパニー」と書いてあることが時々ありますが、何かしっくりしない気がします。

Leading Companyという英語の意味は、「業界のリーダー的な存在」とか「先駆者」とか「業界で一番」というようなニュアンスがあります。しかし一位と言い切っているわけではないので、厳しい広告規制に引っかかることもなく、使いやすい表現だと思います。

面白いのはことに、欧米、特に米国系企業などでは、全然リーダーじゃない会社も自社のことを誇張してリーディングカンパニーと自分で言ってアピールすることがあります。へりくだりをよしとする日本の文化とは違うところかもしれませんね。

私もこの表現が好きなので、英語圏向けには時々使っています。でもやはり日本国内で、私たち程度の会社が「リーディングカンパニー」と言ってしまってはかなり違和感が出てきてしまいます。

やはり言葉は文化の違いを反映しているものなので、正確にマーケットに合わせて使い分けることが不可欠なのだと思います。