私が銀行に勤めていた時、「金庫に入るのは役職者以上、そして必ず2人で入る」というルールを習いました。これを聞いて、「なるほど!」と、感心したものでした。

別に二人でもグルになってしまえば悪いことはできるでしょう。しかし、二人で話し合って、グルになる確率よりも、一人で入って、ふと悪い気が起きてしまう確率の方が高いはずです。二人で入るというルールにより、それが0になるわけです。

全く業種は違いますが、お巡りさんや警備員さんもパトロールは原則二人組で行うそうですね。もっとも、おまわりさんや警備員さんの場合は犯罪防止というより、自らの危険回避が主な目的です。一人よりも二人組の方がずっと安全なのです。しかしそれに加え、お巡りさんが出来心で悪いことをしてしまう確率を下げるのにも役立つでしょう。

そういえば、海外では営業マンが初対面の人と会うときは必ず二人一組というのを聞いたことがあります。これも危険回避という意味で有効です。

いずれの場合も二人一組はとても理にかなっています。

目的は違いますが、長距離のトラックやバスの運転も二人一組が本来は理想です。こちらは疲れたときに交代で運転をするのが目的です。

ただ実際問題として同じ役割すべて二人で担当いうのは、人繰りの面で厳しいことがあります。トラックの運転手さんを常に二人一組という方法はコスト面から無理でしょう。

どこまで危険回避や効率を重視できるかという判断は常に難しいものです。