日本企業の生産性の低さが世界最悪レベルである事は、このブログに何度も書いている通りです。ハンコと紙の稟議書を始め、数多くの前近代的で超非効率な習慣がいまだに根強く残っているからです。

そんな中、久々に電車の中で、「ここ数日ずっと終電だよ」と、どこか自慢げに楽しそうに話している若いサラリーマンを見ました。令和の時代になって、まだそんなことを言っている人がいるのですね。

残業や、休日返上自慢するのは本来おかしな話です。またそれを受ける方も本来なら「なんで効率を改善しないのか」、「会社に問題があるんじゃないか」とか言ってしかるべきなのに、一般的には「そうですか。いつも大変ですねと。」言って同情するか、場合によっては褒めるような習慣があります。私が思うに、このおかしな瞬間が効率化、生産性の向上を阻害している原因の一つなのです。

生産性向上のためには、長時間労働、休まず働くことを悪とし、収益を落とさずにそれを防ぐためにどうすればいいかを真剣に議論することが不可欠なのです。