現金書留封筒を使うのって、いったい何年ぶりでしょう?いや、前回使ったのがいつなのか記憶にありません。ということは、少なくとも10年以上前だと思います。

いつの間にか封筒そのものも変わっていました。かつてはあて名が複写式になっていて1枚目を切り取り自分で保管する仕組みだったと思います。今の時代ならスキャンするのでしょう。また封筒も二重から一重になりました。

そもそも、今の時代に現金書留のニーズはどのくらいあるのでしょう。まず銀行振込が手書き+窓口からATMに進化し、さらにネット銀行に進化し、さらにスマホからも送金できるようになったため、かつてないほど手軽になりました。なので現金を現金書留封筒に入れて郵便局まで足を運んで郵送するより振り込んだ方が圧倒的に楽になったのです。また商売ならネットでカード決済する方法も一般的ですね。つまり、今では香典などの特殊な場合を除き使う機会が激減したわけです。

そういえば…。

現金を封筒に入れて、しかも「現金が入っていますよ。」と書いて送って無事に相手に届くのは非常に日本的だと聞いたことがあります。治安が悪い国、いや、日本以外の国なら大抵は配達人に取られてしまうそうです。なるほど…。

色々な意味で、日本の現金書留制度もいずれは消滅するかも知れません。