先日書いた翻訳料金をケチる話に関係すると思います。海外のお客様で日本語のホームページを作ったもののさっぱり成果が上がらないという相談を受け、ホームページを見てみると、びっくりするくらい日本語が下手なことがよくあるのです。かなり頻繁にあると言えます。機械翻訳ではないと言っているものの、今や機械翻訳でももっとマシだろうと思うくらいひどい日本語なのです。そんな状態では成果がでるわけはありません。
日本語が英語やフランス語、スペイン語など欧米の主要言語と大きくことなるのは、日本語を使う人は99.9%がネイティブという点です。英語ならネイティブはわずか20%しかいませんし、フランス語やスペイン語も多くの国で第二言語として使われているため、ネイティブでない人も多いのです。なので、これらの言語は間違いや自然でない表現に対してもある程度は寛容なのです。
一方日本語の場合ほぼ全員がネイティブであり、しかも日本の学校では間違いを許さない教育を受けているため、日本語という言葉に対して非常に厳格なのだと思います。ちょっとでも表現が変だとすぐに「怪しい」と思われてしまいます。にもかかわらず、安い翻訳で日本語化してしまうと、とてもぎこちない日本語ホームページになってしまいます。それでは絶対に集客も出来ません。
海外で作られたホームページを使って日本で集客する際は、いかに日本語が正確であることが重要かを私も力説するようにしています。