あるホテルのマネージャーからそんな話を聞きました。コロナ前のことです。

インバウンドが右肩上がりで急激に増えている今、観光地などでは宿泊客の9割がインバウンド旅行客というところも出ています。そうすると、フロントやコンシェルジュ、レストランの配膳係、マネージャーなどお客さんと接する仕事は英語が不可欠です。いや、9割のお客さんが英語対応なら、逆に日本語が不要なくらいです。なので、近い将来、日本語しか出来ないホテルのスタッフは掃除係や厨房など裏方の仕事しかできなくなるということでした。

確かに、コロナが一段落しインバウンドが戻ってきた今、それが現実になりつつあります。

私が先月泊った観光地のホテルでは、まさにインバウンド客が8-9割でした。当然、フロントの人は全員英語達者ですし、案の定、日本語がまったく話せないという外国人スタッフも数名いたのです。お客さんの割合からすると、それでいいのでしょう。

ホテルだけでなく色々なところで今後同じような現象が起こってくるかも知れません。