先日、ある人材紹介会社の人から聞いた話では、コロナ後にオンラインによる面接が増えたことに連動し、内定を簡単に辞退する候補者も増えてきたということです。

これ、レストランのオンライン予約が増えてドタキャンが増えた話と同じですね。

就職活動だって、ネット時代なら100社くらいにオンラインで同時に応募し、履歴書も一斉送信できます。その上で面接もオンラインでできるというのは非常に効率的だし、気軽に何社も受けることができます。その反面、内定をもらったとしても、重みが無くなってしまいます。

コロナ前、いやネット以前の時代なら一社一社に電話で連絡してアポを取ったり、一枚一枚手書きした履歴書を郵送したり持参したりしていました。そのうえで更に時間を作って身支度して交通機関を使って会社まで行ってやっと面接を受けていたのて、内定が出たときの重みが今とは全然違ったのでしょう。

便利になった代償があるものです。手書きの履歴書に逆戻りすることは考えにくいし、採用側は内定辞退を多めに見越して採用計画を立てることが大切だと思います。