中途採用のため、人材紹介団体主催の合同面接会に行ってきました。私たちのような零細~中小企業の採用担当者が同じ会場内に用意された個別ブースで候補者を順番に面接するという形式のものです。

私の隣には恐らく60代後半くらいの社長さんっぽい人が若い就職希望者を面接していたのですが…それがすごい上から目線なのです。

「君は大学どこ?」
「仕事の経験は?」
「その程度の経験じゃ役立たないよ。1年や2年で身に付くような甘い仕事じゃないよ。」

…という口調なのです。もし私が就職希望者だったら、1分で嫌になって出ていきますね。

勘違いして欲しくないのですが、雇用主と労働者は平等であるべきなのです。雇用関係というのは雇用者が給料を払い、労働者が役務を提供する等価交換です。どちらが上で、どちらが下ということは絶対にありませんし、どちらか一方がないと両方とも困るでしょう。また、社長とかヒラとか、上司とか部下とかいうのも同様です。あくまで会社の中での役割分担にすぎません。上司が人間的に偉いとか地位が高いわけではありません。

社長がそんな態度でいる限り、この会社に優秀な人材が来ることはないと思います。