私が時々読んでいる無料雑誌に、会社近くにある大手ファミレスの割引券が付いています。その店には月1回くらい行くので、いつも割引券を切り取って財布の中に入れておくのですが…結局使わずに有効期限切れになることが頻繁にあります。有効期限切れになったことに気付かず、さらに1か月くらい入れっぱなしになっていることもよくあります。
ところがですね…。財布の中に入れていると目にすることも多いため、見るたびに思い出し、「そうだ。そろそろ行こう。」と考えてしまうのです。もちろん有効期限が切れていても財布に入っているのを見ると、その店のことを思い出します。財布の中ではなく、割引券を机の上に置いてある人も同じだと思います。
これって、よく考えたら店にとっては良い宣伝ですね!わずかの割引を提供するたけで、店のロゴが入った紙が個人の財布の中や机の上に一定期間入り込むわけです。そしてその人に対して店のことを思い出させる仕組みです。割引券で集客するという直接的な効果のほかに、間接的な効果も期待できるわけです。
メールやLINEなどで配布される電子クーポンでもパソコンやスマホに保存されますが、物理的に財布に入ったり机に置かれたりするほどの効果はなさそうです。
紙の割引券ならではの意外な効果なのかもしれません。