これは賛否があります。私が聞いた限りのところを総合すると、少しプラスになるか変わらないかという感じです。マイナスになることは滅多にありません。

同業種なら大抵はプラスです。飲食業に就職するのなら飲食店でアルバイトをやっていた人は有利だと思いますし、WEB業界ならWEB制作のアシスタントなどをアルバイトでやっていた人は有利でしょう。しかし関係ない業種だと、ほぼ役立たないことが多くあります。

一方、アルバイトで学んだ学校とは違う上下関係や対人関係、対顧客との経験は、どんな業種でも多少は役立つはずです。

反対にマイナスだという採用企業は、片手間の中途半端な仕事を少しやったくらいで、プロになったとか、働く苦労を知っていると勘違いされては困るという考えもあるようです。アルバイトとして行う仕事と本業として行う仕事ではその重みがまったく違うものなのに、それに気付かずに「自分は知っている」と思い込むとかえって苦労するはずです。また、大企業などで3年間もアルバイトしてそこのカラーが身に染みついていると、違う会社に入った時に大変ですね。これらはいずれもマイナス要因です。

どんな経験も原則はプラスですが、過信するとマイナスになることもあると、就活に際して認識しておくのが良さそうです。