米国映画のワンシーンで、「SNSのおかげでCIAの仕事がずいぶん楽になったぜ」なんていうセリフがありました。本当にその通りなのでしょう。
SNSに対して日本よりずっとオープンな米国では、大勢の人が顔写真はもちろん、誕生日や学歴など多くの情報を公開しています。友好関係だって一発でわかります。ビジネスマンならFacebookだけでなくLinkedInも使って詳細な職歴やビジネス上のつながりを公開しています。CIAじゃなくても、個人調査がとても簡単にできてしまうわけです。
ビジネスでも重要です。例えば初めての商談相手と会う前に少し調べておけば、相手の趣味や経歴などがわかり、話題も作りやすくなりますし、相手の人脈がわかっていれば、根回しなどもしやすくなります。
また採用の時も同様です。候補者が面接で言った通り、社交的で活発にクラブ活動などをやっているか、友人に好かれているかはFacebookである程度つかめるでしょう。反対にSNS上に何も情報がない人は、何かを隠しているか、社交的でないか、情報発信が苦手か、三日坊主か、面倒くさがり屋か…などの推測が可能です。
もちろんこの情報がすべてではないものの、かなり参考になることは確かです。