渋谷に先日新しくオープンしたビルに入っている飲食店で、連日混んでいるところとガラガラなところがあります。渋谷で大型の新しいビルが出来ると大抵はどの店も最初の数か月くらいは行列ができるものなのですが、今回は最初から明暗が分かれているように見えました。

私は近所なので一通り行ってみました。どの店も個性的で美味しい料理ばかりで、味はまったく問題ありません。値段もこの場所にしてはリーズナブルです。いずれも行列店になる可能性を秘めています。

この違いは何でしょう?

私が思うに、(当たり前ですが)大通りに面している入口にある店は通路奥にある店より圧倒的に有利です。もちろん賃貸料金も高いでしょう。でも集客効果も比例して高いのであれば、払う価値があるというものです。

あとは店構えです。人気店の一つはパン屋さんで、外から見えるところに美味しそうなパンが沢山並んでいます。ついつい引き込まれてしまいます。もう一つの人気店はコーヒー屋さん。明るく居心地が良さそうな店内が外からよく見えるのです。こちらも通りがかる人が思わず入りたくなる雰囲気があります。

同じく大通りに面した入口にある店でも、何をやっている店かが外から分かりにくい作りだとお客さんも少ない様子です。入口が狭い店、暗い店も不利です。

他のマーケティングと同じです。実店舗の集客も、ちょっとしたことで明暗が分かれるのかも知れません。