出版社の人が言っていました。

大手ネットショップで販売する際に、分野を自分で選んで決めることができるそうです。その際、単に「ビジネス書」としてしまうとライバルが非常に多いため、ランキングで上位を狙うのは困難です。しかしビジネス書の中でも分野を絞り、更に絞っていくと、ライバルの数がぐっと減るわけです。そうすれば上位を狙いやすくなるわけです。

私が今アマゾンで見たところでは、「すべてのカテゴリー」から入っていき、「本」があり、その下に「ビジネス・経済」があり、その下にITや経営、統計などの小さな分野があります。そして更にその下にもあのです。つまり一番上から見ると5段階下まであるようです。この1番下まで細分化されたジャンルで、しかもライバルが多くないところを狙えば、上位に入ることは比較的容易なのかも知れません。

極端な話、同じジャンル内で他に最近の出版がなければ、自動的に1位になるわけです。

しかし、それでも「アマゾン・XXカテゴリで1位を獲得!」と書くことができますね。この宣伝効果は大きいでしょう。

本だけに限りませんし、ネットショップだけでもありません。例えばラーメン屋ランキングなんかでも全国1位や東京1位は難しいです。でも更に細かく渋谷とか、渋谷道玄坂エリアとかに絞れば上位入りも夢ではありません。さらに地方の小さな都市にある小さな街なら1軒しかないことだってあります。

たとえそれが何であれ、「ランキング1位」とか「ランキングトップ3入り」とかいうのはインパクトがあります。無理してでも狙う価値があるというものです。