何度かこのブログに書いていますが、日本では日本と世界をわけて考えるのが主流です。日本でありがちな「日本企業の世界進出」とか、「日本vs世界」とかいう表現だけを見ると、まるで日本が世界の一部でないように錯覚してしまいます。古来から日本は島国であり、外国との国交が歴史的に少なかった影響かも知れません。
一方、米国では「米国=世界」という考え方が時々見え隠れします。プロ野球の米国一を決める試合は「ワールドシリーズ」といいますね。本来なら「米国シリーズ」なのです。恐らく米国は世界最大の経済大国、軍事大国、技術大国なので、自分たちが世界のリーダーであり、中心であるという意識が強いのかも知れません。
もちろんどちらも正解ではありません。グローバルマーケティングでは、世界の中における自国のあり方を正しく認識して戦略を立てることが大切だと思います。