米国の大統領選挙を見ていると、両方の候補者がお互いのことを非常に悪く言い合っているのが目につきます。
「あの大統領は史上最悪だ。」
「彼はすべて失策だった。」
「彼女はIQが低い。」
という具合です。
日本の選挙で相手の悪口をいうことはありますが、ここまでひどくいうことはないでしょう。いや、むしろ相手の悪口を言わないのが選挙マナーのように思われているフシがあります。そもそも日本では長年に渡って他社と自社を比較する広告が禁止されていたくらいなので、やはりライバルの悪口を言わないのが良いという文化があるのかも知れません。
私自身、システム営業をやっていた時は、ライバルの悪口をいうのではなくライバルを褒める戦略でした。「B社のシステムだって評判がよく、とても良いシステムです。」と言っておきながら、「でも、ウチのシステムの方が更に良いですよ。」と付け加えるという方法です。日本ではこのタイプの営業が多いと思います。
私としては、ライバルの悪口は自分にとってマイナスになるだけだと思うのですが、まあ大統領候補レベルの人たちなので、高度な戦略に基づいてわざと酷い悪口を言っているのでしょう。
私から見ると不思議です。