印刷物と違ってホームページの難しいところは、見る端末によって表示がまったく違ってしまうことです。パソコンとスマホでは当然違いますし、WindowsのパソコンとMACでは見え方が異なります。

そこで常に問題になるのがフォントです。通常、ホームページを作る際に使用する文字のフォントを指定するものの、そのフォントが見る側の端末に入っているとは限りません。そのため、何種類かを指定しておくのが一般的です。

これは実際に弊社ホームページ(https://www.mahanacorp.com/)に指定されているフォントです。左から順番に、「このフォントがなければ、このフォントで、それもなければこのフォントで」という具合に優先指定してあるのです。

ところがですね…いずれもない場合だってあり得ます。そうすると、仕方なく、その端末またはブラウザの標準フォントで表示されるのです。それが想定していたフォントとまったく違った場合、まったく違う印象になってしまいます。

ここで怖いのは外国語ホームページです。日本の制作会社が日本語ホームページを作るのと同じ調子で作ってしまうと、大抵は失敗します。もし英語なのに上記の通りに指定してあると、日本のパソコンではこれらの日本語フォントを使って英語が表示されるものの、英語圏のパソコンでこれらの日本語フォントがない場合には全然違う英語フォントが勝手に使われてしまうからです。そうすると見た目が全く異なるのはもちろんのこと、最悪、文字化けしてしまうこともあり得ます。

外国語ホームページを作るときは、くれぐれもその言語で一般的に使われているフォントを指定することが大切なのです。