欧米と違って日本ではSNS、特にFacebookを個人の趣味で使っている人が圧倒的に多いため、仕事での利用、B2Bのビジネスには向かないという考えが一般的でした。個人消費者向け商品のプロモーションなら一定の威力を発揮するかも知れませんが、企業が使用する大型のサービスや機械などのプロモーションには向かないというわけです。
ところが実際は、日本でも多くのB2B企業がビジネスでFacebookを活用して一定の成果をあげています。
【例】
・株式会社デンソー 2.1万人フォロワー
・株式会社島津製作所 2.8万人フォロワー
・日本電気株式会社（NEC）10万フォロワー
・GMOインターネット「お名前ドットコム」 1.5万人フォロワー
・NTT Data 2.4万人フォロワー
いずれも日本トップクラスの大企業であり、B2Bビジネスです。その各社がFacebookでこれだけのフォロワーを擁しているのです。もしフォロワーが２万人いれば、何かのお知らせ、例えば新製品の案内などをFacebookに出すだけで２万人に到達するということを意味しています。これは業界専門誌などに広告を出すのと同じレベルです。しかもFacebookなら（有料広告を使わない限り）無料です。
もちろんこのレベルに達するには相当な努力が必要です。また、有名企業だからできるというのも事実でしょう。しかし調べてみるとわかるのですが、大企業ではなく中小企業でも活用して意外と成果を上げているところはあるものです。（つづく）