ネット以前の時代、2000年頃まではオフィスといえば電話が常になっているものでした。電話がドンドンかかってきてその対応に追われているのが活気あるオフィスでしたね。また何かを教えたり指示を出したり、相談したり報告したりというのも常に声を出していました。なので、例えば何かの調査や資料作り、計算など本来なら黙って集中してやるような仕事が行いにくい環境だったと思います。そのため、資料作りは残業してやったり、週末にやったりという人も多かったでしょう。自分で上手に時間管理することが大切でした。

時代は変わり、会社に電話をかけてくる人は(何かの営業を除いて)ほどんどいなくなりました。また上に書いた社内の仕事は、ほぼすべてメールやチャットで済ませるようになりました。教えるのも指示するのも相談するのも報告するのもメールまたはチャットです。なのでオフィスはし~んとしているところが多いでしょう。

ところがですね…。これで集中できるかといえば、必ずしもそうではありません。

日中なら頻繁にメールが飛んできますし、2-3種類を分けて使っているチャットにも常時新しいメッセージが入ってきます。さらにネットを開くと気になるニュースが常時入ってきますし、自分の興味に合わせた広告が頻繁に出てきます。パソコンを立ち上げてネットに接続した瞬間から、集中を妨げるようなことが次々に出てくるものです。それらをすべて断ち切って上手に時間をコントロールすることが必須です。

時代は変わりツールは変わっても、結局はその人次第なのです。