インターネット広告の世界で、ブランドセイフティーという言葉を時々耳にします。英語でも同じくBrand Saftyです。ウィキペディアで定義を調べてみると、次のように書いてありました。

“Brand safety is a set of measures that aim to protect the image and reputation of brands from the negative or damaging influence of questionable or inappropriate content when advertising online.”
「ブランドセーフティは、オンラインで広告を掲載する際に、疑わしいコンテンツや不適切なコンテンツによるマイナスまたは有害な影響からブランドのイメージや評判を保護することを目的とした一連の対策です。」

平たく言ってしまえば、自社の広告が変なウェブサイトに表示されて、そのために名誉に傷がつくということです。

Googleディスプレイネットワーク広告など自動的に表示される広告では、広告主が広告文章や画像を作るものの、それが掲示される先は、Googleによって自動的に選ばれます。たまたま自社にとってふさわしくないウェブサイト、例えばアダルトサイトやギャンブル関連サイトあるいは違法なことをやってるようなサイトなどにも出てきてしまう可能性もあり得ます。Googleと言えどもすべてを正しく100%理解しているわけではないのです。

これらを防ぐには広告を出す際に、ある程度掲示先を絞り込むしかありません。さらに、実際に掲示された先を毎日地道にチェックし、ふさわしくないサイトがあればそれを禁止リストに載せていく必要があります。

ただしやはり自動的に新しいウェブサイトがどんどん追加されていくので、モグラたたきのような作業になっなってしまいます。

デジタル広告ならではの悩みの種かもしれません。