これは答えがない永遠の課題だと思います。
私自身は、誰がやっても結果が同じになる単純作業以外は、仕事の対価として時給を払う(あるいはもらう)のは反対です。本来、給料は仕事の成果に対して払われるものであり、働いた時間によって払われるものではないからです。
時給制で給料が決まるのであれば、同じ仕事ならゆっくりやった方が掛かった時間に比例して高くなります。1つの仕事を4時間でやり遂げた人より8時間かけた人の方が給料が倍も高いというのはおかしな話です。反対に1時間しか使わなくかったものの誰よりも高品質な仕事をしてよい成果を出していれば、本来ならその人の給料が一番高いべきなのです。しかし時給制度だと1時間分の給料しかもらえないことになってしまいます。
その一方で、成果を誰がどう判断するかというところが大きな問題です。上司個人の主観的な判断であれば不公平がでるのは避け難いからです。営業だと売り上げや契約件数など数値である程度までは客観的な判断はできるものの、営業の成果といっても担当1人の成果ということはありません。営業チーム、広報、バックオフィスがすべて協力合って成果がでるものです。しかし、だからといって成果の貢献度を割分けるのも困難でしょう。
客観的で公平、かつ効率的な給料決定は永遠な課題だと思います。