今年はコロナ後の急激な景気回復のため、人手不足に悩まされた店舗や企業が多い都市でした。飲食店などではほぼ慢性的な人手不足になっていたかと思います。
しかし、私が素人目で見ただけでも、かなり非効率にやっているレストランが多いことを感じました。
例えば行列ができている店なら、なぜ待っている人にメニューを配らないのでしょうか?メニューをあらかじめ渡しておき、席に着いたと同時に注文してもらえれば、その分の時間が大きく短縮できますし、店員だって席の案内と注文を一度に済ませることができます。さらに水やおしぼりを出すのも合わせて行えば、テーブルまでの往復が1/3にカットできるわけです。
注文の受け方だって同じです。今の時代なら、スマホを使ってキッチンに直接注文を送る仕組みをとても簡単に作ることができます。感が良い人なら少しだけ頭を使い数時間使えばそのくらいの仕組みは作れるでしょう。それにより、注文をキッチンに取りつなぐ作業もカットできますし、注文間違い、伝達ミスを防ぐこともできます。さらにレジ打ちの時間も削減できますね。
店員さんの動きだってしかり。料理を配膳した帰りに手ぶらで帰る人がいるのは不思議です。その時に空いたお皿を下げるとか、人が去った後のテーブルを拭くなどすれば、それだけで無駄な往復が1/2になります。
慢性的な人手不足は間違いないものの、ほんの少し頭を使う努力すらしていない店が多いのは残念です。