この数年間、アメリカやイギリスなど英語圏のお客様から英語ホームページ制作についての問い合わせを受けることが時々あります。通常、これらの国からのご依頼は日本語または日本語と英語のホームページの制作なのですが、なぜか英語だけのご依頼ということもあります。
私たちの場合、日本語と英語が両方できるというのがウリであり、日本のお客様に対して英語のホームページを作ったり、海外のお客様に対して日本語のホームページを作るという仕事がメインです。そもそも英語圏の人なら、英語のホームページは自国の業者に頼めばいいハズです。アメリカのお客さんがわざわざ日本の業者に英語ホームページを依頼しようとするのは不思議です。
ところが…先日友人と話していて気づいたことに、制作費用が米国と日本で全然違う可能性があるようです。例えば、私たちが百万円で作るホームページは米国なら3百万円ということもあり得ます。物価、為替の違いを考えるとそのぐらいだっておかしくありません。そうするとその人たちにとっては自国で作るよりも日本の業者にアウトソーシングした方がはるかに安く済むわけですね。
これって考えてみたら、日本企業が人件費の安いアジアの国などに海外委託してるのと同じではありませんか!
今や日本の物価が先進国の中で非常に低い水準にあり、しかも円安になっているため、かつて日本企業がアジア圏を中心とした人件費の安い国に海外委託していたのと全く同じことが起こっているのかも知れないのです。
海外から依頼をいただくのは嬉しいことですが、日本が大きく没落したことを考えると、複雑な気持ちになってしまいます。